小児矯正歯科相談実施内容2
2018年7月12日 (木)
昨日の御相談の
一部内容になります。
御参考になりますと
幸いです。
小児矯正歯科相談
実施内容
平成30年7月11日水曜日
○○○○ 様
以下内容は、
あくまで
“予想診療計画”で
あり、
実際の診療内容とは
異なる場合が
御座います事の
御確認を願います。
○歳○ヶ月
【 問題点① 】
左上2番
Cross Bite
(噛み合わせが反対)
【 問題点② 】
下顎
Discrepancyの
ため、
左下2番
翼状捻転 Winging
である。
さらに、
下顎左右 乳犬歯:円錐歯
(Space不足助長)の
ため、
下顎左右
犬歯幅6.7㎜(平均値)の場合:
整列して萌出しない。
【 問題点③ 】
上顎左右 乳犬歯:円錐歯
(Space不足助長)の
ため、
上顎左右
犬歯 幅7.9㎜(平均値)場合:
整列して萌出しない。
上顎1番
幅8.6㎜:8.0㎜
上顎2番
幅6.9㎜:7.0㎜
【 問題点④ 】
右上6番
(第一大臼歯:6歳臼歯)
未萌出
萌出はするとは
思いますが・・・
Discrepancyとは?
歯列弓の大きさ
(歯が生えるスペース)
と
歯の大きさの不調和を指します。
歯が
『キレイに並んで、しっかり噛める』
ようになるには、
歯がキチンと生えてくる
スペースが必要です。
その
『『 スペースが無い!足らない』
口腔内状況を言います。
また、
歯が生えるスペースは
しっかりあるにもかかわらず、
『歯の大きさが大きすぎ』
て
キレイに並ばない状況
も言います。
つまりは、
歯がしっかり生えるための、
『歯と顎のバランスが取れていない状況』
を
言います。
【 問題に対する
予想小児矯正歯科
診療方法 】
【 問題点① 】
解決のため、
Plate+
Resin Up+
左上2番Screw
にて、
左上2番を整列させて、
正常咬合を獲得する。
その後、
【 問題点② 】
【 問題点③ 】
解決のため、
Rapid
expansion装置にて、
正常な歯牙萌出スペース確保の
ための、
増大を図る。
上顎・下顎適応か?
下顎先行か?
その時点での永久歯の萌出状況で
判断する。
【 問題点④ 】
に
ついては、
【 問題点①~③ 】
の
対応で
解決すると予想するが、
もし萌出しないならば、
開窓手術等を検討する。
現在、
Over Jet が
MAX 4㎜
その後、
必要あれば、
Bionator
を用意する。
上顎
咬合面観
下顎
咬合面観
正面
カテゴリー : 小児矯正