保険適応の白いかぶせ物 とは?PART3
2018年7月8日 (日)
保険適応の
白いかぶせ物 とは?
PART3
PART2からの
『 続き 』
です。
保険適応の
白いかぶせ物は、
専門用語で、
『 CAD/CAM冠 』
と、
言います。
【 材料上の診療制限 】
に
ついて
★
金属・オールセラミックス
と
比較して、
『 強度が低く脆い 』
ため、
以下の制限があります。
①
極端に噛み合わせ
が強くない事
(歯軋り、
噛みしめの癖
なども、
含みます)。
②
噛み合う相手の歯が、
極端に尖っている、
また、
相手の歯が、
インプラント、
オールセラミックス
で
無い事。
③
強度を維持するため、
所定の厚みを
確保できること。
④
義歯(入れ歯)の
バネが
掛かる歯では、
無い事。
【 臨床上の注意点 】
に
ついて
①
適応症
小臼歯の単冠症例
上下顎左右第2大臼歯
まで
残存している場合の
下顎第1大臼歯の
単冠症例
②
推奨できない症例
②-1
咬合面クリアランス
(噛み合う相手の歯との
スペース)
が
十二分に確保できない
症例
②-2
過小な支台歯高径症例
(かぶせる歯の高さが
低い症例)
②-3
顕著な咬耗
(歯の表面が著しく
削れている)
症例
②-4
軸面の十分な厚みを
確保できない
(かぶせる歯の幅が狭い)
症例
③
その他
義歯(入れ歯)
の
鉤歯(バネを掛ける歯)
症例
事実上の最後臼歯
(かぶせる歯が位置的に
一番後ろになる)
症例
左下5番
装着後
口腔内写真
CAD/CAM冠
内面
カテゴリー : 審美歯科