メタルセラミック 4
2018年5月30日 (水)
昨日、
装着させて頂いた症例です。
60歳
女性
左上4番6番
連結冠
です。
左上5番が欠損
(以前に抜歯)
のためか?
左上4番が、
著しく捻転
(捻れて生えている)
しており、
左上4番、
左上6番のコンタクト
(歯と歯の間の事:隣接面)
の、
2次カリエス
(被せ物のむし歯)の
治療後に、
補綴(被せ物)
治療しました。
非常に咬合力
(噛む時の力)が強い状況、
さらに、
左上4番の骨植
(生えている状態)
が
不安定な状況のため、
『 メタルセラミック 』
を選択しました。
本来ならば、
『 オールセラミック 』
での
補綴症例
でありますが、
オールセラミックでは、
『 硬すぎてしまう 』事で、
骨植不良歯への
『 咬合時の負担が大きくなる
(負担荷重) 』事
を考慮して、
ある程度の弾性
(外力によって変形した物体が、
その外力が除かれた時、
もとの形に戻ろうとする性質)に
期待出来る、
『 メタル セラミック 』
を
選択しました。
連結冠にする事で、
Embrasure
(歯間鼓型空隙)の
付与が可能となり、
補綴後の歯間ブラシ
(3S)が、
使用し易くなりました。
これにより、
本対象歯の
『 永続的な予知性が向上 』
する、
つまりは、
被せた2本の歯が、
『 長く保つ可能性が高く 』
なりました。
カテゴリー : 審美歯科