メタルセラミック
2018年5月8日 (火)
メタルセラミック
一般に焼き物のことを
セラミックと言います。
高温で焼結した
金属酸化物が主成分です。
焼結体
固体粉末の集合体を融点よりも
低い温度で加熱すると
粉末が固まって
焼結体と呼ばれる
緻密な物体となる現象
歯科では、
酸化ケイ素を主成分とした
ガラスセラミックス、
酸化アルミニウムを主成分とした
アルミナセラミックス、
酸化ジルコニウムを主成分とした
ジルコニアセラミックス
などが使われます。
メタルセラミック写真1
ケイ酸ガラスセラミックス
長石や石英などを
原料にした粉末(陶材)を
泥状にして多層成形し、
高温で焼結する、
長石質陶材
(ケイ酸ガラスセラミック)は、
歯の色を再現するために
古くから用いられてきました。
歯科の審美領域では、
すべてのセラミックに
用いられています。
歯の色を
再現しやすく審美的ですが、
硬く脆い性質があり、
対合歯を摩耗させたり、
欠けたり割れたりする
可能性があります。
強度を持たせるため、
内部のフレームに金属を用いたものを
メタルセラミック
(メタルボンド)
メタルセラミック写真2
(メタルボンド)
ファインセラミックを用いたものは
オールセラミックと呼ばれています。
オールドセラミック
陶磁器 ガラス、 セメント、
陶石、長石、粘土など
天然の鉱物を用いて混合し、
成形、焼成した物
ファインセラミック
エレクトロニクス産業をはじめ、
各種産業用途に用いられる磁器は、
高い性能や制度が要求されるため、
高純度に精製した天然原料や、
化学的にプロセスによ
り合成した人工原料、
天然には存在しない化合物を
使用して作られています。
メタルセラミック写真3
(オールドセラミック)
カテゴリー : 審美歯科