衛生士へのよくある質問 PART8 【歯並び①・隙間編】
2017年9月10日 (日)
衛生士へのよくある質問
PART8
【歯並び①・隙間編】
【 御確認 】
あくまで以下内容文での
『年齢表示&数字表示』に
ついては、
““ 参考表現“”として
使用している事を、
御了承下さい。
【 質問⑥ 】
こどもの歯に
「隙間がたくさん」あって
“歯並び”が
悪いのですが、
どうすればよいですか?
【お答え】
1歳6ヶ月児
&
3歳児 の症例
共通
乳歯列(乳歯の歯列)に見られる、
歯間空隙(歯と歯の間の空間)は、
あとから生えてくる永久歯
(後継永久歯)が、
「キレイに並ぶために必要」
な
生理的なスペースで
心配はありません。
しかし、
「低位舌」といった、
舌がいつも、
“下の前歯よりも常に下の位置”
に
あるような場合には、
前歯に、
『不自然な隙間』が
生まれる場合がありますので、
これから、
4歳頃まで様子を診て行きましょう。
と言う
お答えが、
『教科書的な御説明』
でありますが、
『日常臨床に即した御説明』
は、
「3歳児」に 、
歯列(“歯並び”)不正の
異常があっても、
実際には、
「この年齢では治療は出来ません!」
ので、
今回からは改めて、
歯列(“歯並び”)不正については、
経過を観察して行きましょう。
となり、
以下内容となります。
ポイント①
『 低位舌 』
『 舌小帯短縮症 』
歯列(“歯並び”)不正の原因を
検討・推測しておく!
本文冒頭での「低位舌」
並びに、
PART5 でも
御説明しております、
「舌小帯短縮症」の場合には、
“舌が下の前歯を押してしまいますので”
前歯が押されて押されて、
前歯同士の間に「隙間」が
出来てしまったりします。
また、
押されてしまう程度が
大きい場合には、
下顎(下あご)自体を、
“前下方に押してしまうこと”
による、
『反対咬合の誘発』も
あります。
これらの、
『 低位舌 』
『 舌小帯短縮症 』
については、
『 舌小帯切除 』が、
診療内容として検討されます。
『 舌小帯切除 』後、
矯正治療中ですが、
少しずつ、
反対咬合(受け口)が
改善してきてます。
カテゴリー : 歯科衛生士