衛生士へのよくある質問 PART6 噛み合わせ編①
2017年9月5日 (火)
衛生士へのよくある質問 PART6 噛み合わせ編①
【御確認】
あくまで以下内容文での『年齢表示および数字表示』については、
「参考表現」として使用している事を御了承下さい。
【質問4】
こどもの「噛み合わせ」がおかしいのですが、どうすればよいですか?
【お答え】
★1歳6ヶ月児の場合★
奥歯が生えきっていないため、咬合(噛み合わせ)は不安定 であり、
異常がどうかを判断することは難しく、
反対咬合(受け口)に2歳でなっているとしても、
「3歳の時点で正常の噛み合わせに移行する」
との症例報告があるため、経過観察となります…
と言うお答えが『教科書的な御説明』でありますが、
『日常臨床に即した御説明』は、
「1歳6ヶ月児」に 咬合(噛み合わせ)異常があっても、
実際にはこの年齢では治療は出来ません。
今回から咬合(噛み合わせ)については、経過を観察して行きましょう。
これから経過を診るために御来院頂きますと、
御子様も医院の雰囲気や医院スタッフにも慣れてくれるハズであり、
そのような積み重ねが 『必要な治療』 を実施する時には、
無理なく、スムーズに御子様に受け入れられると思います。
というお話をしております。
《7歳女児》
上の写真では反対咬合ですが、
現在は矯正治療にて正常咬合に改善しております。