衛生士へのよくある質問 PART3
2017年8月29日 (火)
衛生士へのよくある質問 PART3
【 御確認 】
あくまで以下内容文での
『年齢表示&数字表示』については、
““ 参考表現“”として
使用している事を、
御了承下さい。
【質問3】
癒合歯とは何ですか?
隣の歯同士がくっついて、
“1本の歯のようになってしまった歯”
を
“癒合歯”と呼びます。
永久歯よりも乳歯に良く見られます。
原因は、
乳歯の卵が胎児で作られた時に、
“くっついた状態”になるためと
言われていますが、
はっきりは解明されておりません。
“癒合歯”の問題点としては、
①後継永久歯が1本足らない。
2本の乳歯で、
1本の癒合歯 となっておりますので、
2本分の乳歯
=
2本分の永久歯が存在
しないといけないのですが、
“癒合歯”のあとの永久歯が
『1本分しかない場合』が、
50%はあります。
そのため、
『永久歯が1本不足』した状態となります。
②
永久歯と上手く生え変わらない。
“癒合歯”は、
永久歯の生え変わる時期になっても、
自然に生え変わらない場合が多く、
自然に永久歯が出てきにくいです。
まとめ
“癒合歯”はその歯自体に、
何も問題はありませんが、
乳歯なのになかなか、
永久歯に生え変わらず、
やむを得ず、
歯科医院で抜歯する場合がとても多く、
痛い思いをして抜歯をしても、
2本分の永久歯が必要にもかかわらず、
永久歯が1本しかないために、
【歯並び・噛み合わせ】に
大きな影響を与え、
最悪、
【矯正診療での改善】が
必要になる場合もあります。
大事なポイントは、
最低、
3歳くらいからは、
“かかりつけの歯科医院”で
しっかりお口のチェックを受けて、
対策を講じておくことです。
カテゴリー : 歯科衛生士