糖尿病と歯周病の関連性について
2023年4月15日 (土)
「糖尿病」について気にされる方が多いようですので、今回は歯科医院として最も力を注いでいる「歯周病」との関連性について、ポイントを10点挙げてみました。
1.糖尿病患者は、歯周病を発症しやすい傾向があります。
2.高血糖状態が持続することで免疫機能が低下し、口内環境が悪化するため、
歯周病を引き起こす原因となります。
3.一方で歯周病は、糖尿病の合併症を引き起こす可能性があります。
4.歯周病によって起こる炎症は、全身に炎症反応を引き起こし、血糖値の上昇を促すことが知られています。
5.歯周病を発症してしまった場合、糖尿病の合併症の進行を防止するためにも、
歯周病の適切な治療が必要です。
6.歯周病治療によって歯周炎や歯周ポケットの炎症が抑えられることで、
全身の炎症反応が改善されることが期待されています。
7.歯周病治療は、定期的な歯科検診や適切な口内ケアと併せて行うことで、
糖尿病患者の血糖値コントロールにも役立つことが知られています。
8.糖尿病患者が歯科治療を受ける際には、血糖値の管理が重要です。
9.歯科治療は、一時的にストレスを与えることがあり、それによって血糖値が上昇することがあるためです。
10.かかりつけ医と相談し、血糖値を調整する事が大切です。
以上のポイントから、糖尿病患者は歯周病に注意し、定期的な歯科検診や適切な口内ケア、歯周病治療を受けることで糖尿病の合併症の進行を防止することが重要です。
また、血糖値が高めの方も上記ポイントに気を付け、糖尿病予防の一環にしていただけると幸いです。
少しでも気になることがございましたら、お気軽にスタッフにご相談ください。
カテゴリー : 口腔ケア