当院は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所（か強診）」です

2022年5月8日 (日)

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所（か強診）」は、2016年に厚生労働省により制定されたもので、簡単に言うと「安心・安全が得られる歯科医院の目安」です。（届出割合は全国の歯科医院の一割程度：2017年4月時点）

認可を受けた歯科医院では、予防処置に保険適用が認められるため、継続的にお口の中をケアしながら、う蝕（虫歯）や歯周病の重症化を予防することができます。（月一回のお口のメンテナンスを健康保険適用できます）

また、近隣の医療機関や介護保険施設、地域包括支援センターと連携し、各機関の特長を生かしながら切れ目のない医療を提供する地域完結型医療の推進が求められます。

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準は11項目あり、その全てをクリアしなければ認可されません。つまり「か強診」に認定された歯科医院は、医療内容や設備の水準が比較的高いと考えられます。歯医者さんを選ぶ際の一つの目安としてください。

≪かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準の要約≫

1.外来・訪問の両方で「歯を長持ちさせる」取り組みをしてきたこと。

2.予期していなかった医療事故へ冷静に対応でき、また高齢者への配慮が十分行えること。
3.複数人の医療従事者が在籍し、万が一の事態にも手分けして対応できること。
4.一般医科や総合病院などと連携し、緊急の疾患に対しても紹介や送患ができること。
5.通院中の患者が高齢や身体的な原因によって通えなくなっても、訪問診療で継続的な治療を提供できること。
6.他の医療機関などから情報提供を求められた場合、その必要に応じて、すみやかな回答ができること。
7.地域の医療・福祉施設などから応援の要請があった場合、これを受け入れられること。
8.使用する医療機器についての衛生対策が十分に図られていること。
9.感染症患者が歯科治療を望んだときに適切に応じられ、また二次感染への対策が講じられていること。
10.歯の治療時に飛散する細かな物質を、ユニットごとに設けられた機材で吸引できること。
11.自動体外式除細動器（AED）等の所定の機材を導入し、「安心・安全」のための配慮を心掛けていること。

カテゴリー : 口腔ケア