ペットも歯周病になるの?
2022年1月7日 (金)
今回はちょっと趣向を変えて「動物と歯周病」についてお伝えします。
野生動物に歯周病は殆ど見られませんが、人間が飼う動物には歯周病が見れらる場合が多くあります。
ペットの犬や猫の場合、3歳までに約7~8割が歯周病にかかると言われています。
(犬は虫歯になりますが、猫は虫歯にはなりません)
では「本来動物が持っていないはずの歯周病菌がどこから来るの?」というと、飼い主さんの唾液を関して感染すると言われています。歯周病になったペットの口腔内からは、人間の歯周病菌として代表的な「Pg菌:ポルフィロモナス・ジンジバリス菌」等が検出されます。同じ歯周病菌ですので、症状は人間とほぼ同じ、様々な疾患の原因となりえます。人間より体の小さいペットは、より症状が出やすいと思います。
今やペットは家族の一員とも言われます。もし、ペットを飼われていらっしゃる方でご自身が「歯周病かも?」と思われましたら、軽く考えず「かわいい家族」のためにも、信頼できる歯科医院を受診なさってください。
※なお、ペットの歯科検診は当院ではできませんので、かかりつけの動物病院にご相談ください。
カテゴリー : 口腔ケア